もう 随分歩いてきたな
例え様の無い日々もあったけど
もう 随分走ってきたな
息ができなくなる事もあったけど
もう随分 僕でやってきたな
同情なんて要らないと思った
僕は僕でしかないし
誰かに理解できるハズもないし
上辺だけの言葉なんて・・・
誰にだって言える 言える
勲章なんて要らないと思った
誰かに認められた所で
そこだけの世界の話で
朝を迎えても 世界はこのままで
何も変わらない そう
変えられない日常
当然の様に今日も 転がっているだけで
世界は悲鳴の中を転げ回っているだけで・・・
『希望を捨てるな！』って
どっかのバカがラジオで熱く語って
『何だってできる！』って
どっかの無責任なバカが電波を乗っ取って
言いたい事いってらぁ
言いたい事だけいってらぁ
あくまでキレイを気取った自分のままで
伝道師のフリして カッコだけ・・・めいいっぱいつけて
まるで自分だけ違うかの様な口草で
誰も聞いてねえし
他人の妄想に付き合って死ねる程
浮かれた脳ミソで踊ってる暇じゃあないんだよ
別にあんたみたいになりたいワケじゃないし
そんな聞き飽きた正解なんて押し付けられたくないんだよ
誰だって最後は一人で戦ってるんだって
この足で歩いていくしかないんだって
本当は知っているんだろ？
知った上で見せかけの希望を説いているんだろ？
少し高い所に立って 見下ろす事で
あんたが一番安心の海を泳いでいたいんだろ？
『何だってできる！』なんて・・・違うって！
できる事をやるんだ
精一杯やるんだ
そしたらできなかった事も
できるようになる日が来るかも・・・そうだろ？
全部自分の基準で捉えて・・・そんなカッコ悪い事ったらないぜ
十人十色 誰も一緒にはなれないから
だからこそ世界は美しい
だからこそ・・・愛は素晴らしい
誰かを想う心は素晴らしい
みんな同じラインに立ってみようよ
とりあえずでいいから
共感は得るモノじゃない
感じるモノなんだよ
理解は得るモノじゃない
感じてもらうモノなんだよ
さあ その知ったかぶりの口はもう閉じな
明日からは・・・そう
同じラインの上から歩き出せばいい
同じ目線で話し合えばいい
その方が・・・きっといい
2011.1.28
