うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

嵐と凪と自分自身と

重い腰を上げて
思い込みの激しいいきもの
「助けて」と声を上げたい時はいつも
誰もそばには居ない

考えて 考えて 考えて
答えの無い問いに対して
何十年か掛けて築いた
自分なりの答えをぶつけた時

それはあまりに弱く 脆く 儚く
声も出ない様な虚しさに襲われて

積み上げたモノなど何も無い
ただ積み上げてきたような気がしてるだけ
そんな危うい積み木の上で
僕は多分自分の生命を懸けようとしている

止まれないのかな?
もう 止める事はできないのかな?

僕が思う程 周りは僕の事を意識していない
なんて
考えて 考えて 考えて

でもそれは事実でもあるから

こんなに恵まれているような気がするだけ
こんな人生を望んでたっけ?
現状に満足したいだけ
安心したいだけ

僕が求めて絶えないのは
もっと強く
もっと盤石で
もっと自信に溢れた
他人に決して左右されない自分の姿

重い腰を上げて
思い込みは捨てて

「助けて」と今日叫んだのに
誰もそばにいないじゃないか
貼り絵みたいな人脈なんて
信頼を計るスケールなんてどこにもないのに

自覚しよう
誰もここには居ないんだと
自覚する事から始めよう
それ程大した人物ではないのだと

僕の代わりはいくらでも居るのだと

全部 話しておきたいんだ
亡き者にされる前に
何かが移り変わる前に
僕は生きていて
考えていた

いきるの意味としぬことへの意義
両方クソで
くだらなくて
どうしようもないから

重い腰を上げた
誰も気付かないし 誰も居ないけど
思いの外背負った責任に対して

クソ共のワルツがまた聴こえ
昨日を思い出し笑いながら
自覚を ただ自覚をして
叫んでも泣いても
ただの小さな存在なんだと
自覚をした

どうでもいい存在だからこそ
思うように生きればいいのだと
重い腰を上げて






2017.11.30