うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

NOとBook

いつまでこんな日が続くのか?って
たまに思う事もあるよ


若かりし頃に抱いた夢 夢
ことごとく砕け散って そこらへんのオッサンになっちまった


“何かできるハズ”って
“何でもできるハズ”って
そう思ってるうちに やたらと歳だけ喰ったなあ


僕が子供の頃 大人は言ったんだ
“夢を持って生きなさい”って
“夢を諦めてはイケナイ”って
僕等は目を輝かせて そんな話を聞いていたんだ
大人達を見上げていたんだ


今ならハッキリ分かるよ
大人達は 僕等に未来を重ねていたんだって
自分達がしてきた後悔 葛藤 そんな全て
僕等に重ねて夢を見ていたんだって


できなかった事を次の世代に託して
そんな風に自分達を慰めていたんだって


つまる所・・・“夢”って何だろう?


決して平淡ではなかった道で
色んな壁を乗り越えてきたって
泣いたって 堪えたって
それでもまた明日 生きていかなくちゃいけなくて


“じゃあ死ねば?”って思ってみたって
死んでもどうせ何も変わらないから


終わりにしても何も変わらないなら
幕を引いても何も変わらないなら
じゃあ・・・生きてくしかねえじゃんか!って


笑うしかねえじゃんか・・・って


やっぱ考えてみても 答えなんて出ないな
答えなんてないんだろうなあ


夢を託された僕等が 夢を叶えられない大人になって
後世に向けてできる事


やっぱ言っちゃうんだろうなあ
“夢を持って生きなさい”って
“夢を諦めてはイケナイ”って


じゃあせめて せめてだけど
僕はこうしよう


死ぬまで夢を諦めない大人で居よう
死ぬまであがき続ける大人で居よう
その上で 子供達に夢を説けるヤツになろう


昔 どっかの誰かが言ってた
負けたって認めなければ負けた事にはならないって


それ 何だかカッコいいじゃん


悪あがきでもいいからトコトンまでやってやる
どうせ納得なんてできないなら
死ぬまであがき続けてやる


“夢”を持って “NO”と言える大人で
“夢”を持ち続けて “NO”と言える子供のままで






2011.3.10