うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

裁判

悲しみの連鎖 生み出すのは僕等
呆れる程に従順に
メディアや何かに踊らされて


喜びの連鎖 生み出すのも僕等
呆れる程に能天気に
何もかも上手くいってる気になって


例えば誰かの死刑判決に一喜一憂して
例えば誰かの人生の転機に動揺して
極論なんてさ


守るべきモノとか 守れるモノとか
実際はホンの一部で
悲しいかな 悔しいかな
やるせないよな
でも・・・


こんな小さな掌では 何も変えられないから


両手に抱えられるモノ
両の手に抱えられるだけのモノ
それを守るしか・・・それだけしか
僕らにはできないって気付く


言い換えれば 守れるモノがあるなら
変えられるモノがあるなら


起こってしまったコトを最終的に悔いる人はいるんだろうか?
悔い続けていくんだろうか?
キレイ事だろうか?
経験してない僕の 戯言だろうか?


過ぎ去ったコトを受け止めた人を見た時
経験してない未熟な僕が
大いなる人を見た時


そこには・・・優しさしか
優しさしかなかった
そんな風に思えた


メディアが期待するような
残虐性はそこには無くて
ただ全てに対する優しさ あきらめも含めて
ああ・・・こんな事を書くなんて
僕は どうかしてるかなあ?


できれば悲しみは起きなければいいけど・・・


うまく言えないな うまく言えない
でも


これ以上ないって悲しみを背負った人から
優しさを感じるのは何故だろう?
何故にアレ程 冷静で居れるんだろう?
八つ裂きにするメディア
それにも負けない強さ


強さ・・・ではないのかな?
何なんだろう?
弱さ故?
何なんだろう?


多分・・・こんな小さな掌では 何も変えられないのさ


でも


悲しみの連鎖 生み出すのは僕等
喜びの連鎖 生み出すのも僕等


明日 歩くのは
生きている僕等


もっとしっかりしなくちゃなあ






2012.2.22