うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

気になる木

どうしたの?って聞いたら 君は泣いたね
抑えてた感情が溢れ出したみたいに
どうしたの?って聞かれた 君は泣いた
虚勢を脱ぎ去って 無防備になって


鎧を纏ったまま生きるなんて馬鹿げてる
傷付くのが馬鹿だなんて
負けなければ良いだなんて・・・誰が決めたんだ?


真実なんて 人 それぞれでいいんだ
真実なんて 人 それぞれで違うんだ


常識って名の都合の良い言葉に踊らされて
見失う程 錆び付いてしまう程
君の真実は軽くない
個人はそれ程 薄っぺらなもんじゃない


迷ってもいいよ でも
失くさなくてもいいんだよ


どうしたの?って聞くから 僕は泣くよ
どうしたの?って聞くから 僕は泣いたよ
決して涙は見せなくても
どうしていいか分からなくなった
そんな自分に 心で泣いた


でも・・・


鎧は脱ぎ捨てて泣く
無防備になってから泣いてやる
どうせ泣きたいなら思い切り
自分のままで泣いてやる!


迷ってもいいって知ってるし
失くさなくてもいいって知ってるから


そして いずれ・・・


僕たちはきっと 木になるんだ
雨でも風でもしっかりと根を張る
月日が経って枯れても 決して倒れないような
僕たちはきっと そんな木になるんだ
芯の通った そんな木になるんだ


このまま・・・迷い続けた先に
このまま・・・ぶつかり続けた先に きっと
大きな葉を着けて 温かな存在感で
いずれ誰かの安心の道標になる
そんな気になる 木に成る


その時・・・


どうしたの?って聞いたら 君は笑うかな?
どうしたの?って聞かれたら 僕は笑うかな?
優しい笑顔で 
包み込むような緑で






2012.8.26