うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

雨の匂い

雨の匂い

春の匂い

季節が巡る足音

 

 

憂鬱な景色と

歩き出す景色

夢の途中なのかな?

それとも続きなのかな?

 

 

言葉に出せなかった理由を考えてみる時

悪い方向に転がる不安がいつも覗いていた

このままでは何も始まらないし

このままでは何も変わらない

それを痛い程知った上で 僕ら

変化を避け続けてきた

同じ場所で足踏みを続けていたんだ

 

 

手に入れられなかった何かを

手に入れようとした

ひとりぼっちだった心から

解放されたかったけど

自分以外の誰かと同化する痛み

それに潰されそうになって

 

 

越えた先に 安らぎがあるなら

越えた先に 安堵があるなら

僕はその景色を見てみたいと願う

ひとりではできないけれど

 

 

雨の匂い

春の匂い

また同じような季節が巡る足音

 

 

次の季節は 見た事がない景色を

次の明日は 見た事がない景色を

 

 

ひとりではできないから

できれば 大好きなあの人と

 

 

 

 

 

 

2021.3.25