うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

聞こえる?

君の足跡だらけの部屋

ひとりで居ると 何だか色褪せていて

君の匂いだらけの部屋

ひとりで居ると 何だか息苦しくて

 

あんなに孤独に慣れていたのに

こんなに不安に襲われるなんて

ここに君が居ないだけで

温度を感じられないだけで

 

十数年の時を隔てて

十数年の時を越えて

十数年振りに君が運んできたのは

忘れかけていた 幸せのカタチでした

 

このまま...

動き出した時間が

もしも止まってしまうとしても

 

十数年の時を隔てて

十数年の時を越えて

十数年振りに君の顔を見た時

抱き締めた時 匂いを感じた時

温度に触れた時

心に引っ掛かってた気持ちに気付いた

どうせ忘れられないんだと

ずっと僕の中には君が居たんだと

好きで仕方無かったんだ

 

他の誰かに好きだと言えなかった理由

十数年 誰にも言えなかった

だから...

この先 僕たちのカタチがどうなろうとも

どうせ僕は君以外に好きだなんて言えないから

この先 僕たちのカタチがどうなろうとも

僕はこのままで居るよ

 

不器用で難しくて

生きるのが下手くそな人を守り続けたい

ひとりで抱えなくていいよ

ひとりで泣かなくていいんだよ

君の足は二本ではなく

僕のと足して四本もあるよ

君の二本で立てなくなっても

僕の二本で二人分支えるから

 

忘れかけていた未来も

諦めていた感情も

もう二度と捨てたりしない

どんな痛みも どんな悲しみも

どんな困難も

乗り越えて この先の景色を見てみたい

君と二人で

 

君を死ぬまで安心させてあげたい

僕の生き方で

 

僕の声が 聞こえる?

ねえ 聞こえる?

 

 

 

 

 

 

2021.4.1