信じて歩いてきた
それが正しいかどうかではなくて
信じて歩いてきた
僕が僕で在る為の道
それは独りよがりなのかも知れない
それは自分勝手なのかも知れない
ただ それは確かに指標で
気を抜くとすぐに騙されて潰されるこの世界
ただ それは確かに道標で
すがらないと生きてこれなかった
上には上がいる世の中で
そんな話を語るつもりはないけれど
上には上がいる世の中で
苦労話なんて意味を成さないけれど
ずっとひとりなんだろうな...と
何となく覚悟を決めた瞬間から
ずっとひとりでやっていく為の覚悟とか
孤立ではなく
心とか 感覚とか そういう意味で
誰も居ない部屋で
疲れて帰ってきて
ひとりで晩酌して
また明日はすぐに来るけど
それに潰されるのは嫌で
何の為に生きてるんだろう?とか
たまに深く考えたら気が狂いそうになって
でも明日は容赦なく来るから
こんな情けない人生でも
不安に潰されるくらいなら
何ともないような顔して居たくて
ただ ただ
そういう先の見えない感情とか不安に
ただ ただ
負けたくなくて
強いと言われれば それだけなのかも知れない
でも僕は自分自身の弱さをよく知っている
平気な顔してたって 殴られたら痛いし
切られたら 血だって出るし
泣いて立ち止まっても 誰も助けてくれなかった
助けて欲しいと願った時に 初めて
声を出した時に初めて
100人見て見ぬ振りする中
1人だけ助けてくれた
その1人に憧れて
その1人に成りたくて
ずっと背伸びしてるし
死ぬまでずっと背伸びしてやる
それが正しいのかは分からないし
それが正しいのかどうかではなくて
信じて歩いてきたから
それしかなかったから
喰い合い 潰し合いのこの世界で
僕が僕で在りたかったから
自分らしく在る為の
それが指標で
それが道標
2021.3.26