うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

とげだらけのサボテン

想像をしたこともないような

ミライが待っていると想ってた

想像をしたこともないような

展開が待っていると想ってた

 

 

現実は空回りの連続で

伝えたい一言ですら上手く言葉にできなくて

そんな毎日が連鎖して

それでも明日は容赦無く降ってきて

 

 

ここから飛び降りてしまえば

全ては消えてなくなってしまうのかな?って

人生で一度だけ考えたあの日

一度 全てを無くしたあの時

あの瞬間に終わらせてしまえば

その先の誰と関わることもなく

その先の誰かと交わることもなかった

ふたつにひとつ 選んだ選択肢

今...

 

 

良いことが沢山あった

悪いことも沢山あった

生きるってことは本当に面倒で

でも生きたいって欲には抗えなくて

自分の意思とは関係なく終わる日が来た時に

僕は納得するのかなあ?

僕は後悔するのかなあ?

 

 

わかんないけど...

 

 

考え過ぎて

乗り越え過ぎて

諦め過ぎて

何も感じなくなってた

 

 

今更弱さなんて曝け出しても

誰もかまってくれる訳ないか

強くならなければ潰されていたし

今更弱さなんて...

それもそうだ

 

 

ふたつにひとつの選択肢

あの日 僕はきっと人生で最大の決断をした

 

 

生きることを選んだ

怖かった

悲し過ぎて

でも助けてもらえなかった

 

 

あの日から生きる為にとげが生えて

生きていく為にとげを生やして

とげのないサボテンは

とげだらけの立派なサボテンになった

 

 

否定されても もう止まれない

自分を守る術だったんだ

 

 

あの日から

とげのないサボテンは

とげだらけの立派なサボテンになった

 

 

 

 

 

2020.7.12