うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

Mr.ジングルス

Mr.ジングルス
君と出会えて良かった
Mr.ジングルス
この世界の終わりに


鬱屈した感情に支配されて
前なんか見えなかった
罪を犯すまで
それが罪だとも気付かなかった


無作為に動く時計 流れる日々
鉄柵の内側から何を考えても
僕はただ死を待つ囚人で
それ以外に何も無くて
悔い改めても 間違いに気付いても
結果は何も変わらないから
考える事すら放棄しそうで


そんな時
Mr.ジングルス
君に出会えて良かった
Mr.ジングルス
君に触れられて良かった


君の姿を見て
君の生きる事に何の躊躇いもない姿を見て
自分の犯した罪の重さを再認識できた
受ける報いを受け入れられそうな気持ちになった


遅過ぎたけど
取り返しも付かない程に
遅過ぎたけど


あの電気椅子に向かう緑の道
僕は僕に消えて欲しい人たちの憎悪を背負って
終焉に向かって一歩ずつ進むだろう


でもそれを無意味だとはもう思わない
犯した罪に対して 私は命を賭けて立ち向かうだけ


Mr.ジングルス
この身勝手な人生を送り続けた男
Mr.ジングルス
報いる勇気 受け入れる勇気
後悔しても過去は変えられない
Mr.ジングルス
君に出会えて良かった
君に出会えて良かった






2018.9.4