うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

天使のらくがき

大人になった自分を思い浮かべて
できない事なんて 何もなかった
思い通りの未来を想像して
不可能なんて 何もなかった


社会の道理や都合なんてクソくらえと思った
もっと違う次元の世界が広がっているはずだと
この世界はただ 大人たちが都合良く敷き詰めたブロックなんだと


声を大にしても 喉が枯れ果てても
何も変わらなかった
何も変えれなかった


見えなくて下らない大きな力に押し潰される自分がそこに居た


御都合主義に異議を唱える人を見た
力の限り 声を大にして叫んでいた
聞いてるヤツは居なかった いや 同じ土俵に立てるヤツが居なかった
その人は一人で戦っていたけど・・・


僕はその人が大好きだった
当たり前の事が言えるその人が大好きだった


思い浮かべていた・・・あの頃の自分を
後先なんて考えずに走れた そんな一枚の絵を


忘れてはいけない 一枚の絵を


悔し涙を流そう 悔しい涙を流そう
もう二度と ワケの分からない圧力に殺されないように
悔し涙を流そう 悔しい涙を流そう
もう二度と 嫌いなヤツに頭を下げる生き方なんてしなくていいように


小さいけど 確かに可能性はここにあった
僕が抵抗する事で 僕自身が変われるなら


笑って死ぬ為に 一枚の絵を描こう
絵の概念なんて覆すようさ
そんな一枚の絵を描こう
それが酷く下手でも それが酷く醜くても
笑ったヤツらの顔は覚えておきな
一つだけ言えるのは・・・


彼らには描けない絵だって事
彼らは絵の具すら捨ててしまったって事


負け犬の遠吠え?
今はそれでもいい


忘れてはいけない 一枚の絵を
確かに見た 大きな背中
とてつもなく大きなキャンパスに
描こう 忘れてはいけない一枚を


僕らが目指した 最高のワンシーンを






2012.6.12