うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

夏の忘れ物

日常に追い掛け回されて
気付いたら夏は終わってた


大嫌いな夏 でも冷えたビールは美味い
大嫌いな夏 でも泳ぐと気持ちいい
大嫌いな夏の間の少しだけの大好きな事
全然楽しめないまま 楽しまないまま


気付いたら今年の夏は終わってた


心に毛が生えて どうでもいい事で悩んで
大事にしてきた事を見失ってるよな


忘れちゃいけないぞ
大切な気持ち 感覚とか
引き出しの鍵は何処に仕舞ったんだっけ?


お金に振り回されて 立場に振り回されて
一番なりたくなかった大人になってる
守るほどのたいそうなプライドもないくせに
毎晩生きる事に意味なんて求めたりして
見出そうとしたりして 答えなんて何処にも無いのに
何度も同じ場所でくるくる回って
こんな感情の繰り返しには何の意味もないのに


大好きだった街を離れて おれは何をやってるんだ?
大好きだった街に未練たらたらで おれは何をやっているんだ?


今 間違い無く言える事
自分の足で立ってるんだから それでいいじゃないか!
楽しくなれる事をやればいいじゃないか!


理想は理想です
現実は目の前にあるんです
誰しも理想通り事が進むなら・・・って
そんなワケねーだろ


今在る現実で 少しでも笑える努力をしよう
今居るこの場所で 大いに楽しむ努力をしよう


大嫌いな夏を 大嫌いなまま過ごさない
大嫌いな夏の 少しの大好きをこぼしたくない


引き出しの鍵は何処に仕舞ったっけか?
せめて気分だけは損して生きないように
明日の朝起きたら まずはそれを探そう
見つかったら・・・


もう失くさない所に置いておこう






2014.9.17