こんなに不安な気分になるのは
いつまでもひとりでいるせいなのかなあ？
正しいと思う
間違ってないと思う
例えば今までの人生訓を賭けて
そんな想いを強く強く主張しても
何だか虚しくなるだけ
何だか空回りしてるような気分になるだけ
できるだけ敵を作らないようにしよう
できるだけ穏便に済ませるようにしよう
誰かが吠えて それで気持ちいいなら
黙って頷いていればいいや・・・なんて
それでいい人だと勘違いされる度
まあいいか
それで使い易いと思われる度
まあいいか
それって結局・・・自分では分かってる
それって結局・・・もううんざりする程
それって結局は
誰が味方なのか 誰が仲間なのか
疑心暗鬼で分からないから 心の中なんて見えないから
だから衝突を避けて 極力自分を殺して
それが大人だなんて なんて都合のいい話だ
本当はそういう馴れ合いを一番嫌っているのに
誰かが言ってくれただろうか？
何があっても僕を裏切らない と
誰かが言ってくれただろうか？
何があっても僕の味方でいる と
誰かが言ってくれただろうか？
何があっても僕を信じる と
誰かが言ってくれただろうか？
何が起こっても僕の傍に居てくれる と
誰かが言ってくれただろうか？
人生半分 こんなに生きてきたのに
何も手に入れてないような感覚
たまにそんな欝に襲われるのは
僕だけかな？
みんなそうなのかな？
この世界で生きる全ての人に感情があって
思う事があって
その全てに個々の意見があって
そのどれもが同じではなくて
自由で
少しずつ違くて
噛み合わなくて
すれ違って
また衝突して
理解されたくて
されなくて
そんでしなくて
したくなかったりして
それでも主張は受け入れて欲しくて
結局裏を返せば自分が一番正しいと思ってるだけだったりして
もうそんな事考え出したらキリがないし
誰とも話せなくなるし
作り笑顔さえできなくなりそうな気がするから
こんな夜はよく冷えたビールから始めて
臭い焼酎で気持ち良くなって
よく漬け込まれた甘い梅酒で締めて
ぐっすり眠るとしようか
そうしようか
何も解決しない試行錯誤
何も解決しない問題の山
何も解決しないまま朝を迎えて
それでも生きる為に今日も働く
それが人間なのかも知れない
それでいいのかも知れない
2017.4.5
