うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

安心感と焦燥感

鮮明に思い出す記憶

ひどく昔の事なのに

今も脳裏に刻まれている

 

鮮明に思い出す記憶

それは昔の事なのに

今もハッキリと焼き付いてる

 

人が変わった

環境が変わった

歩き出した

 

価値観が変わった

生き方が変わった

それなのに

 

言葉も 空気も 空の色も

全て鮮明に脳裏を駆ける

あの日々の事

 

一番変わったのは 多分僕で

でも僕の中には 変わりたくなかった僕が居て

思い出す記憶に重さがあるのは

そういう感情が消えて無くならないから

 

だから昔に戻りたいとか

今の自分を否定するとか

そんな下らない話でもない

 

違うと思ったから 変わろうとした僕が居た

何も生み出さないから 動き出した僕が居た

間違いなんて事は 多分

どこにもないんだよ

どこにもないんだ

 

思い遣りだけで何とかなるなら

今頃僕の傍には君が居た

 

優しさだけで世界が回っているなら

今頃僕の傍には君が居た

 

触れられる 匂いを感じる

そんな距離感に君は居た

 

それだけで生きていけたなら。。。

 

でも それだけで生きて来たなら

現実逃避の延長でしかなかった

全ては手に入らないと知る事

これ以上先延ばしにしなくて済んだよ

 

口だけでは誰も守れない

約束も宙に舞う

理解して貰えなかったけど

これで良かったんだ

 

口先だけの番長になるくらいなら

 

これで良かったんだ  

これで良かったんだ

理想だけでは食えないから

 

 

 

これで良かったんだ

 

 

 

2021.9.5