うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

falry tail

この貧しい心を慰める為に
てっとり早く出した結論は
金があれば何とかなるかな?って
こんな螺旋から抜け出せるかな?って


寂しくなくなるかな?
空虚じゃなくなるかな?
この訳の分からぬ恐怖から
抜け出せるかな?


30年・・・
往年の先人達からすれば大した時間ではないのかも知れない
30年・・・
それでも 右も左も分からず走り続けてきた一人の人間として
30年は それなりに長い時間だった 期間だった


思い返せば


訳も分からず社会に投げ出されてから 随分経ったな
何かしらに裏切られて 視野がどんどん狭くなって
その中でも輝くモノ 真実と呼べそうなモノに
それを大切に抱き締め それだけは裏切らぬように戒め
強く 強く 強く
歩いてきたつもりなんだけど


想い・・・反せば


何も持ってない自分に気付いて
何も築けてない自分がここには居て
焦って 焦って 今一度何かを手にしたいと思った時
思い浮かぶのは金くらいしかなくて
それくらいしか思い浮かばなくて


奇跡の声
妖精を見たんだ


訳も分からず流れる涙に
忘れていた涙の温度に 温かさに
ああ・・・そうか
大切なコトって


こんなに単純だったんだ


堅苦しい思想も尊厳も要らない
ただ 優しさに満ちた声があれば
虚勢も見栄もそこには要らない
同じ人間の 同じ声
温もりが 全てに対して平等だったなんて


奇跡の声
同じ人間の声


30年・・・
出遅れてしまったかな?
30年・・・
ここからが僕の出発点


今 一本の線を足元に引く


恥ずかしがる必要は無いさ
僕のスタートはここからでいい
何もかも この瞬間から始めよう


納得の善くゴールまで辿り着けるかな?


・・・着けるさ 今なら


僕なら・・・


妖精を見た日
奇跡の声を聞いた日
明日はただの一日じゃない


大きく一歩 理想に近付く一日






2011.12.5