うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

深淵

心の奥の方

誰にも理解されない塊

意味が分からないのは

僕ではなくて 私ではなくて

あなたでもなくて

 

何をすべきか分からないから

何がしたいのか分からないから

 

暗闇の中で手探りを繰り返した

何も指先に触れなくて

何も探し当てられなくて

この世界が無に思えて

 

存在価値とか

誰かの歯車の一部でしかないのに

自分の為に生きろとか

何かの歯車の一部でしかないのに

 

好き勝手言うんだ

夢や理想や妄想ってヤツは

 

訳もないのに涙が流れる

訳もないのに孤独になる

訳もないのに...飲み過ぎる

 

プラス思考を僕が説くのは

自分が一番怖いからで

底が見えないあの闇の中に

飛び込む勇気は僕にはない

 

もしかしたら 繰り返す生死の中

何の意味も成さないのかも知れない

でも 確かに呼吸してる

でも 確かに痛みを感じてる

これが この全てが無意味なんて

そんな残酷な話はないよな?

そうだよな?

 

僕が歩いてきた道

私が歩いてきた道

あなたが歩いてきた道

これは軌跡で

現実という名の生き様

 

奇跡みたいに 指先に触れた

体温 匂い

 

全てを捨てれないけど

全てを捧げたいと思った

 

奇跡みたいに 指先が触れた

答え

 

あと何年生きられるのかよく分からんな

それは誰も知らん事だから

でも最後の一年だけでもいいから

あなたを独占できたらなあ

 

心の奥の方

誰にでもあるんだと思う

 

理解されない

意味が分からない

どうにもならない塊

 

少し溶かして

少しずつ溶かして

それを液体にできる日が来たら

僕はもう いつでも死ねる

きっと満足して

いつでも死ねると思う

 

 

 

 

 

 

2021.5.1