うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

武力行使

分厚い辞書をめくれば
そこには知らない言葉が沢山あって 胸が躍った
言葉は何よりも強いから
そこには知らない言葉が沢山あって 胸が躍った


おもちゃみたいな銃で 人殺しに酔い痴れたって


何も残らないさ そこには
物言わぬ屍
何も 何も変わらないさ
何も得られないさ


おもちゃみたいな爆弾で 全てを焼き尽くしたって


おもちゃみたいな人間が おもちゃみたいな顔して


暴力はイケナイ!って教育の裏に
暴力が潜んでる
独裁を批判してきた人類が
独裁に憧れを抱く
揺るぎないリーダーシップなんて
そんなモンに憧れるなんて
自分では何も考えられなくなった貧弱な脳味噌を
価値有るみたいに思いたいだけだろ?


残念ながら 君が死んだところで
この世は何も変わらないのさ
トコトン利用されて終わるのさ
他人任せな思想のままでは


分厚い辞書をめくれば
そこには可能性がひしめいていて
先人が残した武器が
そこには無限に落ちていて
拾えるのに拾わないから
いつまで経っても誰かに左右されるのさ
使われて 搾られて
カスカスになって終わるのさ


おもちゃみたいな人間が


おもちゃみたいな銃を振り回して


おもちゃみたいな笑顔で


おもちゃみたいな理屈を通す


少し考えれば
少しだけ考えてみれば
答えは自然と見つかるはず


僕らは戦うしかないのさ
武器も持たず
無防備なままで
銃弾に晒されて それでも
間違ってないから
間違ってないから


間違ってないから
間違ってないんだから






2012.9.7