うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

放物線

西の空に太陽が沈む時
外はすっかり寒くなって
低い太陽が沈んでゆく時


泣き虫たちが精一杯の歌を歌う


混沌とした日々に 閑散とした日々に
何も感じなくなって
諦める事に慣れてしまったのかな?


声を枯らして・・・
泣き虫たちが精一杯の歌を歌う


世界中のみんなは無駄に忙し過ぎて
君の声が聞こえないんだろう
世界中のみんなは一部のお金持ちの為の手足になって
毎日それどころじゃあないんだろう
どこまでいっても搾取される
全ての仕組みは既に出来上がってる
僕らが生まれる前 ずっと前からずっと


要らないものが多過ぎる
裕福という名の舞台で踊るマリオネット
権力を求めて 権力に踊らされて
権力を正当化するから
結局権力に支配されるんだ


僕らの興味が無いファクターで今日も世界は回る
歪なベクトルに向かって 一部の利権を満たして


それでも・・・
歌う事すらできなくなったら終わりさ


西の空に太陽が沈む時
泣き虫たちが精一杯の歌を歌う
声を枯らして 力の限り叫んで


東の空から太陽が昇る時
本当はいつでもその瞬間を大切にしたい


低い太陽が沈んでゆく時
今日一日の背中を見送る時






2012.12.15