うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

FACE

砂のお城を壊した
疑問しか浮かばなくて
必死で塗り固めてきた嘘を壊した
他の誰かより優れて見られたい欲が 確かに僕にはあった


音も無く崩れていったのは 遥か昔に積み上げた積木みたいで


プライドを捨てて 底辺に立って
見えなかった事も見えた気がする
下らない意地で自己顕示欲満開な
そんなダサい人間が多過ぎるマジで


ああ・・・僕もそうだったのか
何もできないくせに なんて面して歩いてきたんだろう


マジメに生きるなんて物差しは人それぞれで違うから
きっとみんなマジメに生きてるんだよ
バカにしか見えないけど
僕もバカなのに 自信満々な顔して歩いてきたんだもん
まるで自覚無く まるで痛み無く
他人に偉そうにする暇があるなら どうしてもっと高みを望まなかったんだ?


自分を認める生き方なんてもう真っ平だ
戦う相手は他の誰でもない
死ぬまで自分と戦い続けないと意味が無い


砂のお城を壊した
必死で塗り固めてきたけど
積木を足元から蹴っ飛ばした
一から積み上げてきたけど
ダサいまま終わりたくないから
勘違いしたまま死にたくないから






2013.4.20