うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

片耳のピアス

私だけを責めるように
そんな眼差しを送って
私だけを戒めるように
そんな態度で


10の答えを100で返す
そんな芸当で全てを突き放せたなら・・・
そんな芸当が私にできるのなら・・・


“考えろ”と人は言う
“悩め”と人は言う
考えたり 悩んだりしてない人ほどそう言う


もういっそ 電池で動くオモチャみたいになって
何の疑問も抱かずに過ごしたい
何度そんな妄想にふけっただろう?


人間を計る物差しはないから
だからこそ学力で皆さんを判断して
経歴で皆さんを判断して
見た目で皆さんを判断して
不確かな目線で 答えの見出せない眼で
何となくの価値観 植えつけられた常識
そんな風に世界は回る
ハミダシモノは世間を捨てる


もう うんざりなんです


片耳に開いたピアスの穴
もうそこに飾りを付ける事はないけど


覚えている今でも
何かが変わる予感がして 力を込めたピアッサー
痛みなんてどうでも良かった
そこに自分は確かに生きていたから
そう思えたから


何かが変わる予感がして・・・


片耳に空けたピアス
今でも覚えているよね?
片耳に空けたピアス
抵抗だと笑えよ


何かが変わる予感がして・・・


そんな風に思えなくなったら それこそ終わりだと思って






2013.5.16