うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

無人の駅

誰も居ない駅で
何も聞こえない線路に
耳を当てて


灼熱の線路に
夏の日
何かが聞こえそうな 聴こえそうな
そんな気がして


ムカつく程の真っ青と
全ての毒気が消える緑の中
そんな色の中


羽根のちぎれた蝶々
飛び立とうとするのは
もがくのは
羽ばたいた先に きっと
未知があるから・・・


道があるから・・・
 

この命を投げ売ってでも
何かが変わるなら そうしたい
何も聴こえない そんな静寂の中
耳を当てた あの線路の熱
虫の声 日差しの声
そして・・・風の音


飾りなかった 飾る気もなかったのかな?
思い出す思い出 あの夏の日
突き刺さるのは 鮮明な記憶と感情


何も関係なくて ただ自分で
それになんの疑問も無くて


愛していた そんな時間を 絵を 
愛していた 透明な青空


心の空






2012.8.29