うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

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画面越しに伝わる笑顔

誰のモノでもないけど

でも

この間まで 僕のモノだった

 

世界で一番好きな人を捨てて歩く毎日

そんなに悪くもないけど

そんなに辛くもないけど

もう二度と 重なることはない

 

確かに歩けなかったよな?

確かに交われなかったよな?

意味の無い確認を繰り返して

そんな毎日をループして

 

どうして全てを捨てる覚悟が

僕には出来なかったんだろう

全てを手に入れられないのは分かってた

何かを

誰かを

直感でそれを感じる事でしか

命は空気で膨らまないのに

 

画面越しに見つめる笑顔

それはもう ぼくのモノでは無い

 

空気入れを借りにきた人

できるだけ できるだけ

パンパンに空気を入れる

そしてちょっとした段差で

タイヤが弾けて スカスカになって

こんなもんかって 仕方無いわって

これの繰り返し

 

画面越しに見える笑顔

僕のモノになるはずだった

もうそんなこと言っていられない

 

画面越しに見える笑顔

完璧なんて無かったのかな?

完璧なんて欲しかったのかな?

分からないまま

 

自分の出した答えに従って生きるだけ

出来る事と出来ない事の判断を

自分の責任で決めただけ

 

 

 

 

 

2021.12.7