うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

回想列車

生まれた時から
止まる事のできない列車に乗って
生まれた時から
今でもずっと


止まれる日を それがいつ来るのかを
僕たちは知らないから
自分が死ぬ日を
僕たちは知らないから


一回きりって重みに
時に打たれて 焦って
在る筈の無い答えなんて探してみたりして


窓の外を流れる景色
駆け抜けるスピードの中で
ふと 心を惹かれる瞬間だって
通り過ぎてしまっただけで
何度もあったじゃないか


例えばそのうちの一回でも
飛び降りる勇気があったなら
止まらない時間に逆らって
飛び降りる勇気があったなら


見てるだけじゃなくて
しっかりと確かめる勇気があったなら・・・


“これまで”はもういい
“これから”だけでいい
生まれたんじゃなくて
生まれてきたんだと思える為に
これからの僕にできる事


後悔を少しでも減らす事
そしてもっと 笑う事






2011.6.13