うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

缶蹴り

その辺に転がってる幸せを
空き缶みたいに蹴飛ばしてく
都合の良い大きな夢に焦がれて
目の前にある幸せを容赦無く蹴飛ばす


バカに見えるよね?
でもバカなんだから それでいいよ


夢はできるだけ大きい方がいい
理想は揺るぎない方が後悔も少ない
ただ 求めるだけでは手に入らないから
口で言うしかできないなら ギブアップすんのもアリだよ


自由とは名ばかりの世代で
何でもできるなんて ただのまやかし
でもその事実を振り回して言い訳する事程
カッコ悪い事も無いワケで


下らない言い訳で自分を殺してしまう前に
よく回るこの口を閉ざしてみる
そんな所から始めようか


夕暮れの河川敷
ゴミだらけの川が赤く染まって
例えようの無い美しさを放つ事もあるのが人生で


空き缶を蹴飛ばして
羽ばたこうとするのもいいさ
小さな喜びを拾い集めて
今を守る事も素敵な事なのさ


不公平に殺されるくらいなら
そんな事実に泣かされるくらいなら
思い切り笑い飛ばせばいいってくらい
ただ 笑って生きればいいって思えるくらい


幸せの原石はいつだって
この胸に閉まってあるんだから
誰にも負けないくらいに
ソレは輝いているから


ただ 今は
思い切り笑って生きればいいのさ






2012.3.21