うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

hope of train

止まれない汽車に乗って
止まる事のできない汽車に乗って 今日も行く


大して上等な人生だとは思わない
でも自ら命を断つ程腐ってもいない


自分の意思で働いて
自分の意思でご飯を食べて
自分の意思で生活を廻す


それが全う出来るだけでも幸せと思う
それが全う出来たからといって幸せと思うべきか?


上を見ればキリがないけど
下を見てもキリがないんだ
幸せの定規は人それぞれの長さだけど
多分僕のそれはとてつもなく長いから
いつも何かが足りない気がして
いつももっと出来るような気がして


友達に聞き飽きたよって言われて
相手にされなくなって
どうせ何もできないのだろうと
どうせこれ以上は望めないのだろうと・・・


僕たちは止まれない汽車に乗って
止まる事のできない汽車に乗って 今日も行く


止まれないくせにお気に入りの駅を探す
わざと乗り遅れてその駅の住民になる
夢を語るのはタダなのに
夢を語るのは罪な空気を作って
出来ないなら語るなと言いたいのか?
出来るかも知れないから語るのが夢だろ
語り続けなければ出来ることも出来なくなる気がして
だからバカだと思われてもいいから語るんだよ
君にだけは語るんだよ
君にだけは・・・


どうせ止まれないなら
大きく構えていたいのさ
どうせ止まれないなら
大きく語って生きたいのさ


それが現実になるかならないかなんて
終わるまでわからないじゃないか
それが現実に叶えられないかどうかなんて
止まるまで・・・わからないじゃないか






2015.7.27