うなぶろ〜∈(゚◎゚)∋

思い付くまま詩を書いてます。

こどものまんま

いつまで経っても忘れないし

いつまで経っても変わらないし

それが良いのか 悪いのか

 

言葉を覚えた

沢山覚えた

だから大人の様に振る舞える

分別のあることも言える

誰かを諭すことも 道を示すような言葉も

だけど

それに何の意味があるんだ?

 

僕自身はあの日のことを

いつまで経っても忘れられずにいる

 

こどものまんま こどものまんま

善悪の区別なんか ジャングルジムで遊んでいた

あの日から何も変わっていないよ

 

こどものまんま こどものまんま

そのまんま大人になったよ

誰にも教えないけど

誰にも見せないけど

 

たまに苦しくなる時

負けると呼ばれる言葉の蜂蜜に

全てを委ねたくなる

だけどひとりで生きている今

僕が勝手に腐ったところで

誰にも手は差し伸べてもらえないし

気付いてもらえないし

そんなみじみなことになるくらいなら

大人の見た目で 大人の振りして

何もなかったかの様に生きている方がマシだ

 

愛してくれた人の重さに僕は耐えられなかった

ひとりが気楽だと思って生きているうちに

本当にひとりぼっちになった

 

自分で選んだ

 

孤独と引き換えに 言葉を覚えた

 

いつまで経っても忘れられないくせに

いつまで経っても変われないくせに

いつまで経っても本当は寂しい

 

こどものまんまのくせに